石川の製茶店「油谷製茶」(石川県宝達志水町、TEL 0767-29-2510)が9月8日、「水出し一番焙煎加賀棒ほうじ茶(にほんものエディション)」を発売した。
同商品は、ポッカサッポロフード&ビバレッジの監修で元サッカー日本代表の中田英寿さんがプロデューサーを務める「にほんものプロジェクト」との共同開発。葉ではなく茎を焙煎(ばいせん)していることから水出しでも独特な香りが残るのが特徴という加賀棒ほうじ茶を知った中田さんが「水出しに特化した加賀棒ほうじ茶」を作れないかと同社に持ち掛けたことをきっかけに、6カ月余りの開発期間中に30作の茎葉の試飲を重ね完成した。
発売に合わせ9月8日、石川県庁で開催された発表会にオンラインで出席した中田さんは「和食だけではなくどんな食事にも合うように考えた。加賀棒ほうじ茶ならではの香りやうま味を残し、重たくない味わいにするのが非常に難しかったが、油谷製茶さんが頑張ってくれた」とコメント。同社社長の油谷祐仙さんは「今までにやったことのない挑戦になったが、舌の肥えた人をうならせたい思いで完成させた。ぜひたくさんの人に飲んでもらい、飲んだときの笑顔を見たい」と話した。
価格は45グラム=1,080円。石川県のアンテナショップ、にほんものストア、油谷製茶公式オンラインストアなどで販売する。