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金沢工業大学の学生が「とり野菜みそ」の一人鍋専門店を運営

「とり野菜みそ1人鍋専門店」の外観

「とり野菜みそ1人鍋専門店」の外観

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 金沢工業大学(野々市市扇ヶ丘)の学生プロジェクト「DK art cafe(ディーケーアートカフェ)」が6月19日、香林坊東急スクエアに「とり野菜みそ 1人鍋専門店」(金沢市香林坊2、TEL 090-9440-7799)をオープンした。

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 同プロジェクトは、経営情報学科の松林賢司教授が2015(平成27)年、「やってみる経営学」の一環として竪町でカフェをオープン。ほかにも地元企業と共同で商品開発を行ったり、イベントを行ったり、学生主体でさまざまな事業を展開してきた。新型コロナの感染拡大によりカフェの運営ができなくなり、次の事業を構想する中で、コロナ禍の中でも客に来てもらえる「一人鍋」の店を期間限定で開くことにした。もともと20席の店だったが、1人掛けのみの9席に減らし、各テーブルにはアクリルボードを設置。安心して食べられる空間を提供する。

 3年前にコンビニメニューの開発で、みそ入りのカレーを作った縁から、まつや(かほく市木津)に出店を相談したところ快諾を得た。石川県のソウルフードでもある「とり野菜みそ」を使った鍋を提供するとほか、店の入り口に撮影コーナーを設けるなど、ロゴやキャラクターなどの全面使用が可能となった。

 通常、まつやでは白菜をしんなりしたスタイルで食べることを推奨しているが、同店では、サラダ感覚でシャキシャキした歯応えを楽しめる「レア」、半生の「ミディアム」、しんなりとした「ウェルダン」から選べるようにした。規格外野菜を使うなどSDGsに対応。みそはスタンダードなみそ以外に、ピリ辛、ごま、坦々ごまの4種類、肉は豚バラ、鶏もも肉の2種類から好みに合わせて選べ、全部で24通りの食べ方があるという。料金は550円。スープをかけてもおいしく食べられるよう、県産米を硬めに炊いたご飯は100円で注文できる。

 松林教授は「ほぼ生の白菜を使うことはある意味『邪道』ではあるが、多くの人に愛されるみそを、一人鍋スタイルだからこそ自分好みにオーダーしてもらい、新しい味わいを楽しんでもらえれば」と話す。

 営業時間は11時30分~20時。木曜定休。8月末までの期間限定出店の予定だが、評判がよければその後も営業を続けるという。

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