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アートグミで「金沢アートスペースリンク アートフェア」 参加ギャラリー一堂に

会場の様子

会場の様子

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 「金沢アートスペースリンク アートフェア」が現在、「金沢アートグミ」(金沢市青草町88、TEL 076-225-7780)で開催されている。主催は金沢21世紀工芸祭実行委員会、金沢市。

【VRで読む】金沢アートグミで開催中の「アートスペースリンク アートフェア」

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 会場はギャラリーごとにブース化されており、「SKLo」(香林坊2)は、個展「Accumulated」を現在開催中の富山出身のガラス工芸作家・広瀬絵美さんの作品を展示している。一本の糸を紡ぎだすように作られた細いガラスで「記憶の断片」を表現しているという。「白鷺(しらさぎ)美術」(柿木畠4)は、金沢市内でアクセサリーなどを制作している藤田圭子さんの作品を展示。金箔(きんぱく)とプラチナ箔を箔押ししたパーツを用いたピアスなどを展示販売している。

 現在、金沢市内で開催されている「金沢21世紀工芸祭2019」のコンテンツの一つ「金沢アートスペースリンク」に参加しているアートスペースが集い、アートを「買ってみる」機会をつくっているという。アーティストが運営するスペースやギャラリー、スタジオ、カフェバーなど、個性豊かな20店参加。

 「Books under Hotchkiss」(広坂1)は、同店で展示している「加賀蒔絵(まきえ)」の制作に使われている200点以上に及ぶ道具からピックアップしたパネルを展示。「ガレリアポンテ」(野町1)は漆芸作家・野口健さんの作品を展示。漆の素材が持つ多様さや可能性を肌で感じながら、古くから伝わる脱乾漆技法を用いて作品を制作している。

 「山ノ上ギャラリー」(山の上町)はガラス作家・保木詩衣吏さんの「消えゆく美しい自然をガラスにとどめる」ことをテーマにした花器を展示。「atelier&gallery creava」(長町2)はテキスタイルアーティスト・安達大悟さんの作品を展示。自然の流れや細胞など、普段目に留めておくことのできないものをイメージした「テキスタイルならではの模様」をコンセプトにしているという。

 会場入り口では猫のマグネットや酒器、一輪挿しといった小物も展示販売しており、来場者の目を引いているという。担当の上田陽子さんは「同イベントからギャラリーへ、ギャラリーから同イベントへ、双方向に楽しんでいただき、新しい出会いのきっかけとして気軽に立ち寄っていただけたら」と話す。

 開場時間は10時~18時。水曜定休。入場無料。今月23日まで。

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