「ホテルウィングインターナショナルプレミアム金沢駅前」(金沢市堀川新町、TEL 076-290-7776)の「トレインビュー確約プラン」が人気を集めている。
昨年4月にオープンした同館は金沢駅から徒歩5分で線路沿いという立地から、駅に出入りする北陸新幹線やJRの特急と在来線の列車がよく見え、鉄道ファンなど写真を撮る宿泊客が多いことから同プランを企画した。
2月26日に販売を始めたところ、同プランを目当てに予約するリピーター客の需要が多く、当初3月末までの限定プランから通年販売に切り替えた。1日2室限定で、客室は線路のやや上から列車を見ることができる7階から12階までのツインルーム。
最上13階の「天空ギャラリー おんぼらぁと」は、金沢駅の鼓門を設計した建築家・白江龍三さんと彫刻家・土屋仁応さんがコラボレーションし、通常より1.5倍高く設計したうねりのある三次元天井の空間に白山信仰の独特な雰囲気を表現し、電車がよく見えるテラスも人気が高い。
金沢の旬の食材と、県産米「ひゃくまん穀」で炊いた釜飯をメインにした朝食「北陸づくしの釜めし御膳」の人気も高く、「とにかく豪華でノドグロの釜飯が絶品」「金沢らしい」などの声が同社予約サイトに寄せられ、同館フロントチーフの相澤信孝さんは「金沢らしい着物の着付け、金箔(きんぱく)貼りなどに次ぐ体験プランとして、お部屋にいながら北陸新幹線などをお楽しみいただければ」と話す。
料金は曜日や季節により異なり、同館のサイトで確認できる。