金澤表参道(横安江町商店街)が3月14日、外国人観光客をターゲットに町の魅力を発信するプロモーション動画「Neko-ccho(ねこっちょ)」を公開した。
金澤表参道の魅力を発信するプロモーション動画「Neko-ccho」
北陸新幹線開業後、金沢駅から武蔵が辻や近江町市場に歩いて向かう観光客が増え、途中にある同商店街のレトロな町並みに興味を持って足を止める外国人観光客の姿も多く見られるようになったという。そこで、町の魅力をもっと知ってもらおうと動画を作成することにした。
動画は商店街を歩くネコが案内役となり、「歴史・伝統編」「グルメ編」「くらし編」の3つに分けてそれぞれ4分程度で見どころやお店などを紹介する。英語のナレーションと日本語と英語の字幕を付けて、外国人はもちろん日本人にも分かりやすくまとめた。
歴史編では、「東本願寺 金沢別院」を中心に栄えた商店街の歴史を伝えながら、金沢仏壇を作り続ける「山田仏具店」、加賀毛針の「目細八郎兵衛商店」、金沢桐(きり)工芸を手掛ける「岩本清商店」などを紹介する。グルメ編では、カフェ「Curio Espresso and Vintage Design」、県産野菜を販売する「香土」、日本料理店「彩喰 安心院」、ギャラリー喫茶「collabon」など飲食スポットを紹介。くらし編では、「靴のセブン」「よこっちょファーマーズマーケット」「近八書房」「古美術 遠田」「沢田神具結納店」「紙バンド屋りんちゃん」「人形の浅村」などを通して、町の文化や人々の生活を伝える。
動画は、動画サイト「ユーチューブ」で公開するほか、「近八書房」(金沢市安江町1)で定期的に放映する。
横安江町商店街振興組合理事長の篠田直隆さんは「外国人の方には動画サイトなどを通じて目に留めてもらえたら。地元の方にもあらためて商店街の良さを知っていただき、足を運んでもらえるとうれしい」と話す。