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創業250年の奥能登「宗玄酒造」、金沢に初の営業所とアンテナショップ

「宗玄酒造」が開設した金沢営業所

「宗玄酒造」が開設した金沢営業所

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 創業250年の老舗酒蔵「宗玄酒造」(石川県珠洲市)が2月10日、金沢市に初の営業拠点(金沢市大桑1、TEL 076-280-1314)を開設した。

【VRで読む】山手幹線近くの「宗玄酒造・金沢営業所」

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 奥能登と呼ばれる地域の中でも能登半島先端の珠洲市に構える同社は、金沢まで2時間半、能登空港を使えば東京までも2時間半という立地。商圏を広げるため開設した営業拠点の場所は、車での交通の便と地盤の良さを基準に選んだという。

 金沢と加賀エリアへの営業強化と取引先の新規開拓の拠点に加え、1階部分をアンテナショップとして約40種の銘柄を扱い一般向けにも販売する。新築木造2階建ての延べ床面積は約290平方メートル、1階は他に事務所と倉庫、2階は従業員用の宿泊施設と倉庫に充てる。

 就任から8年目を迎えた徳力暁社長は「3年越しでこの土地を選んだ。これまで卸売業者に任せきりの営業だったが、今後は拠点を生かして自社でこまめな活動を行い販路拡大につなげたい」と話す。すでに実績のある海外での販路拡大や東京への進出も視野に入れる。

 4月1日に新発売する4アイテムのラベルは、イタリア人デザイナーが「剣山」をイメージし制作したもの。「大吟醸 Samurai King」(1.8リットル=1万2,000円、720ミリリットル=6,000円)、「純米大吟醸 Samurai Queen」(同=1万円、同=5,000円)、「純米吟醸 Samurai Princess」(同=4,300円、同=2,150円)、「純米 Samurai Prince」(同=3,200円、同=1,600円)。

 250周年の記念誌「宗玄の挑戦」(税別1,500円)も同時に発売し、徳力社長が取り組んできた海外の市場開拓や能登の地域活性化などの取り組みを紹介する。徳力社長は「地元の酒蔵として今後も能登の地域活性化のため、魅力づくりを行っていきたい」と話す。

 営業時間は9時~17時。基本的に土曜・日曜・祝日定休。

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