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金沢・寺町台に町家ギャラリー オープニングは絵本作家とりごえまりさんの個展

とりごえまりさん個展の様子

とりごえまりさん個展の様子

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 町家を改修したギャラリー「ギャラリー日色」(金沢市野町3、TEL 076-205-6119)が11月24日、金沢・寺町台の重要伝統的建造物群保存地区にオープンした。

【VRで読む】金沢・寺町台にオープンした「ギャラリー日色」

 オーナーの中村雅樹さん、真美さん夫妻は共に石川県出身。東京でグラフィックデザイナーとして活動してきたが、故郷に拠点を移すことを決意。ロケーションや建物に「金沢らしさ」を求めて物件を探し、昔ながらの町家の趣を残した外観と天窓を備えた吹き抜けが気に入り、2016年に現在の物件を購入。ギャラリーとして活用するために改修を進めてきた。

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 ギャラリーは2階建ての町家の1階部分。外観はもともとの色を復元したという弁柄(べんがら)色の格子が目を引く。中に入ると白い壁と濃い木目を基調にした落ち着いた空間が広がり、天窓から柔らかい光が差し込む。「日色」というギャラリー名は「お日さまの色を感じられる空間」という意味を込めたという。通り土間を生かしたスペースに加えて、奥に和室も備える。

 オープニング展示として、絵本作家・とりごえまりさんの個展「うつろう」を開催中。とりごえさんは金沢市出身で、金沢美術工芸大学卒業後、東京で企画やデザインの仕事を経た後に絵本作家としてデビュー。神奈川県で制作活動をしていたが、2016年にUターン移住した。今回が金沢で初めての個展。金沢の自然と季節のうつろいの中で生まれた優しいタッチの作品が並ぶ。

 真美さんは「町家は改築を重ねてきたようで、随所に時代が感じられる。光が差し込んだり、音が響いたりする、この空間自体も楽しんでもらいたい」と話す。「忍者寺などお寺散策の途中に足を延ばしていただけたら」とも。

 展示期間中のみ営業。営業時間は11時~18時。とりごえまり個展は火曜定休。12月24日まで。