早場米の産地、金沢平野の新米販売始まる-「はなえちぜん」など店頭に

新米が店頭に並ぶ

新米が店頭に並ぶ

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 早場米(はやばまい)の産地で知られる金沢平野では米の収穫が進み、県内の米穀店やスーパーなどの店頭では新米の販売が始まっている。

 天候に恵まれた今年は、昨年より稲の生育が早く進み品質も良好といい、8月21日には、県内でトップを切って収穫された早生(わせ)品種の「はなえちぜん」の等級検査が「JA全農いしかわ・米穀連合倉庫」で実施され、345袋(1袋30キログラム)から無作為に抽出した米の形質(皮部の厚薄、充実度、質の硬軟、粒ぞろい、粒形、光沢など)、水分量、粒度構成、被害米などが初検査され、全量が「一等」となった。

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 この「はなえちぜん」はその後すぐに出荷され、先月23日には県内の米穀店やスーパーの店頭に並んだ。続いて29日には「ゆめみづほ」、9月2日には「ほほほの穂」が店頭に並んだ。

 金沢平野は、霊峰白山が育む清冽な水と肥えた土壌から、おいしい米ができる条件がそろうとされ、江戸時代より米どころ「加賀百万石」として名をはせるなど全国的に知名度も高く、個々のブランド米にも特徴がある。

 「はなえちぜん」は、粒ぞろいが良く適度な粘りであっさりした食感が特徴。「ゆめみづほ」は、瑞穂(みづほ)の国の夢のあるブランドとして名づけられ、「味」「香り」「粘り」が抜群のバランスを持つとされる早生品種の代表格。「ほほほの穂」は、1993年(平成5年)より本格的な生産が始まった品種で、石川の地に合う優秀な米を追求して何度も品種改良を重ね、最終的には「能登ひかり」を母に、「あきたこまち」を父に誕生。大粒で粘りがあり価格も手ごろなことから、県外消費者の人気も高く、「ほほ笑みこぼれるおいしい米へ」との願いが込められたユニークなネーミングは、全国から公募があった5万4千通から選ばれた。

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