金沢のITビジネスビジネスプラザ武蔵(武蔵町14、TEL 076-224-6340)の5階会議室1で10月27日、技能実習生受け入れ支援イベント「ベトナム系技能実習生を“根っこ”から知ろう!」が開催される。主催はエイパック国際行政書士事務所。
同社の高橋斉さんは「ベトナムをはじめとする開発途上国には、経済発展や産業振興の担い手となる人材育成を行うために、先進国の進んだ技能や知識を習得させたいというニーズがある」と話す。日本ではそのニーズに応えるため、諸外国の実習生を受け入れ、産業に必要な技術習得してもらうための「外国人技能実習制度」が設けられている。
一方、同社で行ってきた日本企業への実習生受け入れ支援活動の中で、技能実習生制度や文化をあまり理解しないまま安い労働力として採用し、過労になったり逃走されたりするケースが多く、課題とされていたという。同イベントでは、受け入れ経験のある企業やベトナムで技能実習生の育成をしている企業を招き、知識を深める機会を提供する。
対象は、中小企業の経営者や技能実習生の受け入れが初めての企業、採用について知識を深めたい人。実習制度の簡単なおさらい、実習生受け入れ経験のある三吉商店の石橋隆太郎社長による講演、受け入れ後のフォローを行う「アルシメクスコ社」の紹介を行うほか、実習生3人の模擬面接も予定する。
高橋さんは「昨今増加傾向にある外国人労働者は、新聞等であまりよくないイメージを持たれるかもしれないが、彼らの力が日本経済を底支えしていることも事実。ルールや情報の啓発活動をすることで、実習生と受け入れ先が互いに恩恵のある状態をつくっていけたら」と話す。
開催時間は19時~21時(18時30分開場)。参加無料。募集は5社程度。申し込みはホームページで受け付ける。