金沢・竪町のファッション・アートの交流拠点「HARMONIE(ハルモニー)」(金沢市竪町、TEL 076-242-2330)で10月21日、アートマスクを作るワークショップ「マスくつくりますク」が行われる。
この春開校した服飾専門学校「金沢文化服装学院」(清川町)竪町新校舎の1、2階にオープンした同施設は、ファッションやアートの分野での活躍を目指す学生や若手クリエーターらの作品発表や交流の場として運用されている。
今回講師を務める舞台衣装家の川口知美さんは、パリの服飾学校を卒業後、帰国し、舞台衣装パタンナーとして経験を積み、2006年に独立。同学院で特別講師を務めるなど、衣装を通して舞台経験を伝える場にも積極的に立つ。2015年からは、東京から故郷である金沢に拠点を移して活動している。
ワークショップでは、素材を選び、生地を裁ち、針と糸を使って縫い、それぞれオリジナルの立体的なマスクを作る。上手に作るというよりも、「どんなマスクを作りたいか」「そのマスクを付けてどんな人になりたいか」など想像を膨らませて、自由な発想で作り上げていくという。
同施設代表の村上武史さんは「年齢や性別、縫製の経験などは問わない。ハロウィーンやクリスマスに向けて、自分だけのマスクを作るのもお薦め。楽しみながらアートな体験をしてもらえたら」と参加を呼び掛ける。「石川県は繊維産業が盛ん。今回、素材は県内の繊維企業『AMOT』(内灘町)、『東陽織物』『テキスタイルデポ』(元菊町)に提供していただく。素材選びも楽しんでもらえれば」とも。
開催時間と参加費は、子ども(小学3年生~中学3年生)の部=13時~16時、1,500円、大人の部(高校生以上)=16時30分~19時30分、3,000円。定員各15人。要予約。申し込みは電話またはメール(info@harmo-nie.com)で受け付ける。