「石川県森林公園」(河北郡津幡町)で9月9日・10日の2日間、ものづくりの野外イベント「森の青空アート」が開催される。
2011年に初開催され、今年で7回目を迎える同イベント。公園内「緑化の広場」に設けるのは、木工・金属・革・ガラスなどを扱うクラフト作家や雑貨店など113組が県内外から出店する大規模なクラフトブース、ヨガマッサージや木工、アクセサリー作りなど15のワークショップからなる「体験の森」、「大原学園」(金沢市広坂1)、「金沢文化服装学院」(清川町)がワークショップなどを展開する学生ブースなど。「森のフードコート」では能登の酪農家から集乳した新鮮な生乳のみを使う「能登ミルク」(七尾市)、金沢市の観光地・武家屋敷近くでホットドッグを販売する「STREET VENDOR」(長町)など県内から15店舗、県外からも10店舗が出店する。
農業ブースの「百笑(ひゃくしょう)マルシェ」では、金沢市とかほく市の農業青年グループや富山県の農家など4組が野菜の直売のほか、お勧めの食べ方、調理法なども教える。実行委員会を務め、自らもクラフトブースに出店する雑貨店「ako style」(長土塀2)の小杉亜紀子さんは「家族が農業をしていることもあり、ものづくりをしている方と同じように農家さんも工夫し、こだわりを持って作っていると思ったのが、農業ブースを設けたきっかけ。作り手と会話し、触れ合い、安心できるものがいっぱい見つかる場所を目指した」と話す。
小杉さんは「作ることにこだわりを持った作家、農家、料理人たちの大発表会。今年は小学生までのお子さまが自由に参加できる森の絵画コンクールやデイキャンプゾーンも設けているので、多くの方に一日中楽しんでいただきたい」と来場を呼び掛ける。
開催時間は10時~16時。