「ロースクールを鍛え直す」-金沢で実務者と研究者がガチンコトーク

ロースクールを鍛え直す

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 ロースクールのあり方について立場の異なる4人の実務家と研究者が「ガチンコトーク」を繰り広げるシンポジウム「ロースクールを鍛え直す」が7月5日、金沢大学サテライト・プラザ(金沢市西町3番丁 金沢市西町教育研修館内)で開催される。

 新しい法曹養成制度として、アメリカのロースクールをならい日本に法科大学院(ロースクール)が導入されたのが2004年。北陸では、金沢大学が「地域に根ざした法曹教育」を基本理念として法科大学院を設置した。新制度導入から4年がたった現在、教育現場での戸惑いや問題、研究者と実務家との意識のズレが生じている現状を踏まえ、同シンポジウムでは、それぞれの立場から率直な意見を交わすことでこれまでの実践を見つめ直し、今後のあり方に向けて提言を行う。金沢大学大学院法務研究科・金沢大学人間社会学域法学類が主催する。

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 登壇するのは、ロースクールで教べんをとる研究者・教育者と法曹界の第一線で活躍する弁護士。新旧それぞれの制度を経験した立場から意見を述べ合う。Yahoo!BB事件やWinny事件などで活躍する壇俊光さん(旧司法試験合格)は現場の最前線に立つ弁護士として、実務家サイドからロースクールに期待することを提言。アメリカ法に精通する研究者・丸田隆さん(弁護士/関西学院大学法科大学院教授)は日本型ロースクールのあり方について語る。尾島茂樹さん(民法研究者/金沢大学大学院法務研究科長)はかつての法学部での経験と新しいロースクールでの経験を比較しながら、研究者・教育者としてのやりがいや戸惑いを打ち明ける。日本型ロースクールの第一期生である久保田康宏さん(新司法試験合格、弁護士)は法学部とロースクールという二重の教育を受けた新世代の法曹として登場する。金沢大学人間社会学域法学類の東川浩二准教授が司会を務める。

 東川准教授は「異なる立場を背負ってそれぞれの現場で活躍する先生方を迎え、ロースクールを批判的に評価することも含めて、この制度をどのように受け止めているか、どのようになるべきかを語ってもらう。一方的な意見の押し付けに終わるのではなく、ロースクールを鍛え直すのが狙い。実務家と研究者が互いの意見を述べ合う機会は少ないので、今回のシンポジウムを通して、率直な意見交換から具体的な提案がなされることを期待している」と話す。

 12時30分開場、13時開始。入場無料。

金沢大学法科大学院金沢大学サテライト・プラザ 

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