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金沢に築124年の町家を活用したゲストハウス 1日1組限定で細やかなおもてなし

ゲストハウスの一室「群青の間」

ゲストハウスの一室「群青の間」

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 金沢の忍者寺近くにゲストハウス「町家salon&stay 初華 ui-ca」(金沢市野町、TEL 090-2839-5770)がオープンして1カ月がたった。

【パノラマVR】金沢市野町にオープンした「町家salon&stay 初華 ui-ca」

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 代表の町家由美子さんは大分県出身。20年前に石川県に移り住み、宿泊業や飲食業に携わるうちに「町家の宿を開きたい」と思うようになったという。3年前、紙屋や文房具店として使われていた築124年の町家を購入し、昔ながらの雰囲気そのままに改修を始めた。一方で、金沢市の「かなざわ女性起業塾」に参加するなど、起業に向けての準備も進めた。昨年秋にコミュニティーサロンとして先行オープンした1階の土間に加え、今回、2階の3室を宿泊スペースとしてオープンした。

 宿泊は1日1組限定で、2階を貸し切りで提供する。朱色の壁の和室は、紙屋だったことにちなんで「ふみの間」と名付け、便せんと封筒などをセットにした手紙セットを置く。続く「鶯(うぐいす)の間」にはベッドと鏡台を設置。一番奥の「群青の間」は、群青色の壁が目を引く金沢らしい和室になっている。

 サービス面では、宿泊客の旅の目的に合わせて部屋のしつらえを工夫したり、観光プランを提案したりするなど、細やかなおもてなしを心掛ける。

 寺町寺院群の中に位置する同施設。町家さんは「風情あふれる金沢の町に溶け込んだように感じられる特別なひとときを提供したい」と話す。「サロンでのイベントも随時開いているので、地元の方も気軽に立ち寄っていただけたら」とも。

 1泊料金は、平日=2万5,000円、金曜・土曜・日曜・祝日=3万円(以上、税別)。素泊まりのみ。定員は1組5人まで。6人以上は要相談。チェックインは15時~20時、チェックアウトは11時。

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