金沢の雑貨店「Lykkelig(リュケリ)」(金沢市小立野1、TEL 076-262-4511)で現在、理系雑貨をテーマにした企画展「リュケリの理科室」が開催されている。
店主の宮島貴治さんがセレクトしたハンドメード雑貨やステーショナリー、アクセサリー、音楽CDなどを販売する同店は、もともと鉱物や理系ジャンルをモチーフにした理系雑貨を扱っていたが、「もっと種類を増やしてほしい」との声が多く寄せられたため、同展を企画した。
展示・販売するのは、鉱物標本を使い薬瓶の中にジオラマを製作する「時計荘」の作品(約4,000円~2万3,000円)や、静岡県の地層や石などを菓子で再現した「ジオガシ旅行団」の「ジオ菓子」(278円)、理化学用機器の製造販売を行う関谷理化(中央区)が運営する「リカシツ」のインテリア用実験用具、「アンクラル―ス」が製作する分子構造式をモチーフにした「化学式アクセサリー」(1,500~4,000円)など。
1番人気は「きらら舎」(北区)の鉱物。鉱物内にできた空洞にペンギンを置いた「ペンギンジオード」(2,000円)や、液体と結晶の中間の状態である液晶を試験管に密封した「虹標本」(1,800円、価格は全て税別)なども注目されているという。
同展を訪れた女性客は「『きらら舎』の商品を目当てに訪れたが、他の理系作家作品も見ることができて良かった。容器と鉱物を購入して自分で作品を作ってみるのも面白いと思った」と笑顔を見せる。宮島さんは「同展へ訪れるのは意外にも女性が多い。金沢での展示販売は珍しい商品もあるので、ぜひ実物をご覧いただければ」と来店を呼び掛ける。
営業時間は11時~20時。水曜定休。今月27日まで。