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金沢に北陸産地のものづくり窓口 クラウドファンディングで支援呼び掛けも

「セコリ荘 金沢」代表の下山さん

「セコリ荘 金沢」代表の下山さん

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 金沢・犀川大橋近くに10月2日、ものづくりのコミュニティースペース「セコリ荘 金沢」(金沢市清川町)がオープンする。

【パノラマ】セコリ荘 金沢

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 「セコリ荘」は、2013年に東京都・月島にオープンした古民家を改装した「ものづくりコミュニティースペース」。洋服生地素材の展示販売や、ワークショップの開催、カフェの運営など、デザイナーと企業の交流の場としても利用されている。

 「セコリ荘 金沢」は、東京の同施設の運営に携わっていた宮城県出身の下山和希さんが運営する。下山さんは東京のアパレル会社のデザイナーを経て、2014年9月に金沢へ移住。「ものづくりの現場を知らないまま、自分がデザインした洋服が出来上がることに疑問を感じていた。国内有数の繊維産地でありものづくりが盛んな北陸で学び、情報発信や交流の場を作りたいと考えた」と下山さん。

 金沢文化服装学院の学生ギャラリースペースだった3階建てのビルを改装した同施設。1階では、北陸産地の繊維素材の展示や、山中漆器や富山県高岡市の鋳物、福井県の越前和紙製品など工芸品を販売。カフェスペースも併設し、ワークショップや職人とデザイナーの交流の場に活用する。今後は、2階・3階に作家などが利用できるゲストハウスやアトリエを開設したい考え。

 オープンに先駆け現在、クラウドファンディングサイト「FAAVO(ファーボ)」を通じ、同施設への支援を呼び掛けている。支援額に応じて「北陸産地取材同行券」や「同施設でのイベント主催権」、「北陸産地ものづくりツアー」などを用意する。締め切りは9月27日。

 下山さんは「この活動を多くの人に知ってもらい、共感してもらえる仲間を募りたい。支援者とは今後の活動を通じて交流できれば」と話す。「この施設で北陸の繊維をはじめとしたものづくりの魅力を伝えていければ。全国のデザイナーと作家、工場、工房などとの交流の場にしたい」とも。

 営業時間は金曜~日曜の12時~21時。

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