石川県内灘町の内灘海水浴場（内灘町千鳥台）で8月8日・9日の2日間、泡まみれの音楽イベント「泡パISHIKAWA2015」が開催された。主催は「Afro&Co. by afromance（アフロマンス）」。

【パノラマ】 泡パの様子

　クラブ音楽の聖地・スペインのイビサ島が発祥の「泡パーティー」が元となっている同イベント。観客に向けて泡マシンで大量の泡を放出し、泡にまみれながら音楽を楽しむのが特徴。日本では2012年に東京・原宿で初開催され、全国各地のクラブで開催されている。主要都市では会場収容人数の10倍もの参加希望者が殺到する人気イベントだという。

　石川県での開催は今回が3回目。昨年は2日間で述べ3000人が来場した。「会場が海水浴場のため、海をバックにした開放的な空間であることと、浴びた泡を海の家のシャワー室ですぐに洗い流すことができるのが魅力」だという。参加無料のため、海に遊びに来たついでに気軽に参加する客も多かった。

　ステージでは、主催者の「アフロマンス」がゲストDJとして参加したほか、クラブイベントで人気のDJ、Takeru John Otoguro（block.fm）、実力派ガールズDJとして人気上昇中のDJ Sallyが出演した。

　アフロマンスさんは「同イベントでは開催地で活躍するDJを中心に出演を呼び掛けるが、世界で活躍するDJにもゲスト出演を依頼している。石川会場は海水浴場という良いロケーションでパフォーマンスができるため、出演者からの人気も高い」と話す。「さまざまな会場で泡パを開催しているが、石川会場は特に『年に一度の祭り』として楽しみにしている人が多いように感じる」とも。

　石川会場担当の高橋さんは「来場者には地域で活躍する若手DJの姿も多く、『自分も次はあのステージでパフォーマンスしたい』という声も多い。若い世代のDJにも出演してもらうことで、イベントや石川のクラブシーンが活性化していけば」と期待を寄せる。