金沢の近江町市場近くに3月14日、スペイン居酒屋「近江町バル」(金沢市袋町4、TEL 076-232-1235)がオープンする。
金沢市民の台所で観光地でもある近江町市場近くの立地を生かし、市場から仕入れた新鮮な魚介や地元産野菜を使ったスペイン料理を提供する。店内は、テーブル24席、カウンター9席で、立ち飲みバーエリアを設ける。
メニューは、「ポテトサラダ」「オリーブとアンチョビー」「ピクルス」などのおつまみタパス(各500円)から、「寒ブリのスパイシーカルパッチョ」(1,100円)や「甘えびのアヒージョ」(880円)、「のどぐろの丸ごと一本塩焼き」(2,180円)などの一品料理をそろえる。ドリンクは、シェリーベースのカクテル(550円~)や、30種のワイン(500円~)のほか、地ビールやカクテル、日本酒を提供(価格は全て税別)。
メーン料理は、伊賀焼の土鍋で提供する「土鍋パエリア-カルドソ」(1人前1,150円~、注文は2人前より)。注文を受けてから20分かけてテーブルで炊き上げる。土鍋で炊き上げるためふっくらとした仕上がりが特長。そのまま食べるだけでなく、魚介スープを入れ煮立たせ、仕上げにチーズをかけたスペイン風カルソド(おじや)としても楽しむことができる。
同店のプロデュースは、市内で「オリーブオイルキッチン」(金沢市本町)などのレストランを運営するアイエムエムフードサービスが手掛ける。同社の秦貴子さんは「仕事帰りや飲み会の2軒目など気軽に来店してもらえる店になれば。土鍋や日本酒とスペイン料理の組み合わせなど、金沢らしい和と洋の融合を楽しんでいただきたい」と話す。
オーナーシェフの橋本雅治さんは「保温性の高い土鍋でパエリアを提供することで、会話が弾んでも出来立ての温かい状態で食べてもらえる。将来的には本場スペインでも土鍋パエリアを展開できれば」と話す。
営業時間は17時~24時(金曜・土曜・祝日は翌2時まで)。水曜定休。