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金沢新名物に「おから寿し」「厚揚げサンド」-「溶けにくいソフト」開発会社が発売

厚揚げで地元産の魚を挟んだ「厚揚げサンド」

厚揚げで地元産の魚を挟んだ「厚揚げサンド」

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 北陸新幹線開業を目前に控えた金沢で2月16日、「日本海藻食品研究所」(金沢市本江町)が金沢の新名物を目指し開発した新商品「おから寿し」「厚揚げサバサンド」を発売した。

「厚揚げサンド」と「おから寿し」

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 ヘルシーな加工食材の研究と製造販売を手掛ける同社は、おからなど廃棄される食材の有効活用や、地元産食材を使った商品の開発で知られる。これまでも、「おからペースト」を使った「溶けにくいソフトクリーム」や、おからと豆腐、魚のすり身で作った「ウナギのかば焼きもどき」など同社の開発した独創的な商品が注目を集めてきた。

 「厚揚げサンド」は、2013年に発売した「金沢版サバサンド」を総菜風にアレンジした物。県内の港で水揚げされたサバや、石川県内を流れる手取川を遡上(そじょう)してくるサケを厚揚げで挟んだ。直販店で販売するほか、移動販売業者と提携してイベント会場などで販売する。商品単価は400円を切る価格帯になる予定。同社の橋正光代さんによれば、県内のスーパーとの商談も進んでいるという。

 「おから寿(ず)し」は、形が悪いなどの理由で商品として使われないすしネタを活用したもので、酢飯の代わりにおからを使って押しずし風に仕上げている。同社独自のノウハウを生かし、おからが崩れにくいよう工夫を施す。価格は1パック500円程度に設定し、直販店で予約販売する予定。食品メーカーや販売店向けに試食会も受け付けている。

 白石良藏会長は「新幹線に乗って金沢を訪れる観光客に、ほかにはない食を味わってもらいたい」と意気込む。

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