石川県の冬の味覚が満喫できる食の祭典「フードピア金沢2015」が2月1日、市内の各会場で始まった。1985(昭和60)年のスタートから30回目の節目を迎えた今回は、3月15日まで会期を延長し、北陸新幹線開業を控える金沢の街を盛り上げる。
新企画として、北陸新幹線開業PRマスコットキャラクター「ひゃくまんさん」のステッカーが貼られた市内30の飲食店で会期中、フードピア限定メニューを提供する「おもてなし30店」を行う。
老舗の料亭や日本料理店から居酒屋、フレンチ、中華まで多彩な店が、甘えび、カニ、ブリ、のどぐろ、カキ、能登牛など地元食材を使った料理や、治部煮、加賀れんこんのはす蒸しなどの郷土料理、加賀料理の会席など工夫を凝らしたメニューを提供する。開催委員会の木本さんは「金沢の街を回遊して楽しんでいただけるよう企画した。1カ月半と期間が長いので、いろいろな店に足を運んでもらえれば」と呼び掛ける。
しいのき迎賓館(金沢市広坂)では2月14日・15日、昨年に引き続き、市内の飲食店やバーが出店する「しいのきBAR」を開催。「金沢の食」をテーマに、ワインや日本酒などのお酒と、温かい料理やおつまみを振る舞う。会場ではアカペラの生演奏も行われる。運営するケィ・シィ・エスの担当者は「冬の金沢を堪能していただける内容。気軽に足を運んでいただきたい」と話す。開催時間は11時~20時。料金は、前売り=900円、当日=1,000円。
そのほか、各界の著名人や地元経営者などと共に食事を楽しむ「食談」「金澤老舗よもやま話」など恒例の催しに加え、2月28日には香林坊ラモーダでパティシエの辻口博啓さんを迎えてのスイーツ&トークショー(1,500円)、3月14日・15日には金沢駅もてなしドームでお茶と和菓子を振る舞う「おもてなし大茶会」も開催する。
イベントによっては予約が必要。