金沢のむさし交差点に昨年4月に開業した商業施設「かなざわはこまち」(金沢市袋町)2階に12月24日、洋食店「ふくろ亭」(TEL 076-254-1732)がオープンした。
近江町市場と百貨店を目の前にする好立地で、地元客以外に観光客の利用も見込める同店。「当施設内には日本料理店や鉄板焼きなど他店舗もあるが、少し敷居が高いイメージ。『どこか懐かしい洋食』をコンセプトに気軽に足を運んでいただける店作りを目指した」と話すのは、運営会社「ル・キューブ金沢」の常務・北川雅裕さん。
パン生地で包んだ煮込み料理を看板料理とし、ナポリタンやドリアなど定番の洋食メニューにも力を入れる。空間をぜいたくに使った店内にはテーブル50席とカウンター10席を設け、一面に大きく取った窓からは街並みを眺めることもできる。
煮込み料理には、一番人気の「牛の煮込みビーフシチュー」や「バーニャソースで食べる加能野菜のココット焼き」(以上、税別850円)などをラインアップ。また、昔ながらのナポリタンや地元の大野醤油(しょうゆ)を使った「木の子と大葉の醤油バター」のパスタメニュー、女性に人気の「グリーンカレー」やドリアにも地物食材を積極的に盛り込む。単品でのオーダーも可能だが、サラダ・パン・ドリンクが付く「セット」、前菜やデザートなどを加えた「コース」も用意する。客単価は1,200円程度。
北川さんは「ランチからカフェタイム、ディナーまで通して営業しているので、学生からファミリーや女子会など、地元の人や観光客にも幅広く利用してもらえれば。パーティープランも計画中」と来店を呼び掛ける。
営業時間は10時~22時。