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おから100%の新食材、金沢の食品研究会社が開発-煮るなり焼くなりご自由に

直営店で人気の「素っぴん」を使った串カツ

直営店で人気の「素っぴん」を使った串カツ

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 食品の研究、製造販売などを手掛ける日本海藻食品研究所(金沢市本江町)が提案するおから100%の新食材「素っぴん」が食品関連業界で注目を集めている。

その他の調理例

 「素っぴん」は、おからにこんにゃく粉を加えて成形し、ボイルした後に冷凍したもので、現在特許出願中。同社の白石良藏会長は「冷凍することで程よく水分が抜け、焼く、揚げる、煮る、漬物にするなど、あらゆる料理法で調理することができる。見た目も食感も肉そのものだが、実際には100%植物性であり、ヘルシーで食べやすい」と胸を張る。

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 冷凍のまま衣を付けて揚げれば串カツに、だしで煮込めばおでんにと、コンビニのテークアウト食材としても有望で、すでに大手コンビニ複数社をはじめ、地元のスーパー、豆腐店などから引き合いがあるという。原料であるおからは、豆腐を製造する過程で大量に発生し、産業廃棄物として捨てられていることから低コストで入手できる上、おからの活用は豆腐メーカーにとって廃棄コストの削減になる。

 日本海藻食品研究所では今後、調理前の「素っぴん」を冷凍した状態で提供するほか、「素っぴん」の技術提供を行う。ライセンス料は販売個数課金のみとし、中小零細企業や個人でも気軽に参入できる環境を整えた。

 同社は大ヒットした「溶けないソフトクリーム」に続き、「温かいソフトクリーム」「白子もどき」「ウナギのかば焼きもどき」などの斬新かつ安心して食べられる健康食品を世に送り出しているが、一貫しているのはおからなど本来なら廃棄される食材を使い、「もったいない」を解消することだ。白石会長は「『おからを捨てない』を合言葉に、味も形もさまざまな『素っぴん』を全国に広げていきたい」と意気込む。

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後援申請20141009