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金沢で「工芸フットウエア・コレクション」-伝統工芸で彩る足元のおしゃれ提案

企画展「フットウエア・コレクション 2014」

企画展「フットウエア・コレクション 2014」

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 石川県立伝統産業工芸館(金沢市兼六町、TEL 076-262-2020)で現在、企画展「工芸館 フットウエア・コレクション 2014」が開催されている。

工芸が彩るフットウエア約50点

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 伝統工芸の技が現代の足元のおしゃれにどのように生かされるのかを提案する同展。日常生活で使われるフットウエアに対して、作り手側には「工芸」という付加価値がいかに普段使いのフットウエアをグレードアップさせることができるか試す機会、使い手側にはさまざまなジャンルの工芸を知ると同時に「工芸」を身に着ける楽しみを感じてもらう機会を作ろうと、同館が企画した。

 出展するのは、石川県を中心に全国から集まった伝統工芸の作家の22組23人。加賀友禅・漆・陶芸・水引・染・編み・加賀毛針・加賀繍(ぬい)など、さまざまなジャンルで活躍する作家が自身の作品に制作意図を提示し、来館者に向け工芸が彩る新たなフットウエアの魅力を紹介する。最終日には「フットウエア・コレクションショー」(15時30分~)を開き、実際に「工芸フットウエア」を身に着けた姿も披露する試みも。

 会場には約50点の作品が並ぶ。加賀友禅の太田正伸さんは着物と同じ手法の手作りの工程でスニーカーならではの配色を施した作品、染色の北村沙希さんは木のげたに型染めを施した「今風のげた」、高橋由貴子さんは「浮世絵を歩こう」をテーマに現代の靴に浮世絵の版画をコラージュした作品、加賀毛針の老舗「目細八郎兵衛商店」の20代目として新ジャンルに挑戦する目細勇治さんは繊細な加賀毛針をあしらった作品など、各作家が多様なアプローチで会場の作品を彩る。

 併催イベントとして8月29日・30日には、同展に出展する作家が講師となり、スニーカーやTシャツ・ハンカチなど身近なアイテムを加賀友禅の型染め技法を使いオリジナル作品に仕上げるワークショップ「スニーカー・Tシャツを自分柄に!」を開く。開催時間は10時~12時30分、13時30分~16時。所要時間は30~60分。参加費は1作品1,200円。

 開館時間は9時~17時。第3木曜休館。9月30日まで。

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