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金沢尾張町にハヤシライス専門店-昭和3年建築の登録有形文化財で

ハヤシライスを提供する店主の上町さん

ハヤシライスを提供する店主の上町さん

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 金沢市尾張町にハヤシライス専門店「涎屋(よだれや)」(金沢市尾張町、TEL 076-255-6969)が5月18日にオープンして1カ月がたった。

ハヤシライス専門店「涎屋(よだれや)」の店内

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 メニューは、石川県特産の能登牛と香味野菜を5日間手間暇かけて仕込んだハヤシライスとサラダ、デザートがセットになった「ハヤシライスセット」(1,250円)、同ドリンク付きセット(1,450円)、単品ドリンク。ハヤシライスは、金沢市で日本料理店「音羽屋」を営む主人からの直伝。

 店舗は1928(昭和3)年に建造された登録有形文化財の2階。レトロな洋館風の落ち着いた空間でこだわりのハヤシライスを味わうことができる。

 店主の上町達也さんは、岐阜県出身で金沢美術工芸大学の卒業生。東京で大手カメラ機器メーカーのプロダクトデザインに携わった後「全ての根本となる食に携わる仕事をしたい」という思いから、学生時代を過ごした金沢へIターン。次世代人材育成を目的とする一般社団法人GEUDA(ギウーダ)の支援で開業にこぎ着けた。同団体の所属メンバーには研究補助金やオフィス、食事、住居が提供され、活動がサポートされるという。現在のメンバーは、プログラマーや陶芸家、エンジニアなどさまざま。

 「GEUDAのメンバーやお客さまからの意見がとても良い刺激になる」と上町さんは話す。「お店がものづくりの意見が集まる場に、また情報発信のハブになればうれしい」とも。今後は経験を生かし、オリジナルの器の開発やメニューの拡充にも力を入れていくという。

 営業時間は11時30分~15時。月曜定休。

後援申請20141009
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