金沢港無量寺ふ頭(金沢市無量寺町)に世界最大の船上書店「ロゴス・ホープ号」が寄港し、家族連れを中心に連日多くの人でにぎわっている。
同船はドイツの国際慈善団体が運営し、世界50カ国以上のボランティアスタッフ約400人が乗船。一つの国に2週間ほど寄港し、世界各地の港から港へ通年で航海している。これまで世界50カ国以上の港を訪れ、400万人以上の来場者があったという。日本への寄港は今回が初めてで、5月2日より長崎市出島港に寄港し、15日に金沢港に入港した。金沢では16日の一般公開から20日までに2万3000人以上が訪れたという。
船内では、児童書や小説・料理・科学・スポーツなど幅広いジャンルの約5000種50万冊の書籍や、DVD・CDを安価で販売。船内のカフェスペースでは船員との交流も楽しめるほか、別途申し込めばツアーガイドが船内を案内する「船内ツアー」も体験できる。
23日には、船員との英会話が楽しめる「English Cafe 英語で話そう!」(第1部14時~15時30分、第2部20時~21時30分。飲み物・ケーキ付きで500円)を開催。24日には、船員の母国のパフォーマンスが披露されるイベントも予定する(現在は予約終了)。
ボランティアスタッフのツェ・キャットさんは「金沢には2007年にロゴス・ホープ号の前身デュロス号で寄港した。その時に来場された方も新しくなった書店にぜひ来てほしい」と来場を呼び掛ける。
公開は今月26日まで。営業時間は、木曜・金曜=10時~21時30分、土曜=9~12時、日曜・月曜=13時~21時30分。入場料は100円(12歳以下は無料)、ガイドによる船内ツアーは500円。乗船には身分を証明するものが必要。