金沢城跡近くのしいのき迎賓館横芝生(金沢市広坂2)で4月12日・13日の2日間、「乙女の金沢 春ららら市」が開催される。
同イベントの特徴はテントを店舗として使用することで、1店舗あたりの面積は縦180センチ、横270センチ。そのため、店づくりに出店者それぞれの色が出るのも魅力の一つ。
今回は石川県内の作家や個人商店を中心に107店が集い、飲食や雑貨、古本、アクセサリーなどを販売する。水引細工やきり工芸、加賀手まり、九谷焼など石川県の伝統工芸品を扱う店も多い。
併せて、市内のミニシアター「シネモンド」(香林坊2)がテント映画館を出店し、1963年から1970年に作られた旧ソ連時代のロシアアニメを上映。ワークショップでは加賀繍の手法でアイロンワッペンを作ったり、九谷焼の絵柄を使ったシール貼り行ったりするなど、子どもでも楽しめるものをそろえる。
ライブステージでは、12日に市内在住の杉野清隆さん、北陸新幹線開業PRマスコットキャラクターのひゃくまんさん、東京を拠点に活動する夫婦デュオ「ハンバートハンバート」が、13日には市内在住の石川征樹さん、富山県在住のたちなみえみさんが、それぞれライブを行う。
企画した「乙女の金沢展」の岩本歩弓さんは「金沢はいいものやおいしいものを小規模で作っている店や作家さんが多い。このように一堂に集まる機会は他にないので、県内外の方にぜひ来て出会ってほしい」と来場を呼び掛ける。
開催時間は10時~17時。雨天決行。