金沢21世紀美術館(金沢市広坂)で3月21日~23日の3日間、金沢コミュニティシネマが主催する「こども映画教室2013年度」が開催される。
監督から脚本作り、撮影、録音、出演、編集、上映までを全て参加する子どもたちが行い、自分たちの映画を作り上げる。金沢コミュニティシネマの上野さんは「映画作りに大人は手出しをしない。自分たちで相談しながら完成させることで、やり遂げた自信をつけてほしい」と話す。
特別ゲストには映画監督の鈴木卓爾さんを招く。初日の21日は「シネモンド」(香林坊2)で鈴木監督の最新作「楽隊のうさぎ」を上映。鑑賞後、監督の舞台あいさつの中で、子どもたちによる質疑応答を行う。
同作品は吹奏楽部に入部した男子中学生が初めて楽器を手にし成長していく物語。出演している子どもたちの半数以上が楽器も演技も未経験で、内容同様、1年間をかけて撮影を行い、素の子どもたちの様子と物語が交差する。上野さんは「作品を見た時に、鈴木監督は成長著しい子どもたちの一瞬を切り取ることができると感じた」と参加を依頼した理由を語る。
最終日の23日には同館ホールで、完成した作品の舞台あいさつと上映会を行う。
開催時間は、21日・22日=10時~16時、23日=10時~19時。参加費は8,000円(兄弟割引7,000円)。定員は25人。申し込みは「シネモンドこども映画教室」ホームページから。問い合わせは金沢コミュニティシネマ(TEL 076-220-5007)まで。