金沢の「しいのき迎賓館」(金沢市広坂2)で11月2日、「石川の地酒と美食の祭典『サケマルシェ』」が開催される。県内の酒造メーカー30社の約80銘柄を取りそろえ、日本酒が苦手な若い世代にもその魅力を売り込む。
主催は県酒造組合連合会内にある実行委員会。同連合会は2015年秋に金沢市で開催される「日本酒で乾杯推進会議」全国大会に合わせて、地酒イベントを盛大に開催する計画を立てており、今年の「サケマルシェ」はその「試験祭」の位置付けという。
当日用意されるのは、各酒造メーカーの純米酒、本醸造、大吟醸、純吟ひやおろしなど82銘柄。常温での販売が主だが、中には燗(かん)で味わってもらうものもある。県農林総合研究センター農業試験場が16年をかけて品種改良し、登録した石川生まれの酒米「石川門」を使った酒も並ぶ。
会場には、県内の飲食店など20店舗も出店し、すしやおでん、パン、能登丼(のとどん)などを販売する。
同連合会は「若い人の中には、お燗(かん)をした時のツンとくるにおいをイメージして、日本酒はそういうものだと思っている方もいる。ぜひ一度、おいしいお酒を飲んでいただきたい。そして、パンや丼など、いろんな食べ物に合うということもお知らせしたい」と開催目的を説明する。
入場は無料だが、飲食チケットは、前売り2,700円、当日3,000円。ガラス製のワイングラスが付く。チケットは全国のコンビニエンスストア「ローソン」「サークルKサンクス」で販売中。