ウェブ制作やシステム開発を手がけるのアルハ(金沢市泉2)は、見込み客や新規顧客への対応を簡易に行えるASPサービス「顧客関係加速システムCu-Ra」を開発し、3月1日から無料モニター募集を始めた。
新サービスは、ホームページで資料請求や問い合わせを獲得することから始める「新規顧客を開発する『4つの原則』」と呼ぶ同社独自のマーケティング理論を背景としたASPサービス。同社が提供中の「反響をとるウェブ制作サービス」のオプションとして提供を予定している。
入力する情報は、営業マンの事務作業時間を節約するため「見込み客名」「担当者名」「連絡先」「営業活動内容」などとシンプルで、いくつかの項目をマウスで選択すれば営業の履歴分析ができるのが特徴。
同社では、「サービス」という目に見えない商品を販売する中小零細企業が、日報や表計算ソフトなどを使って「問い合わせ履歴管理」までは行っても、さらにその先必要な、「的確に売り上げにつなげてゆく営業活動の展開」ができていない場合が多いことに着目。「中小零細企業にも手軽な営業支援ツールの潜在需要があると見ていたが、現状の市場では、その企業規模と合わない高価格な営業支援ツールしかないのが実情」(同社)で、今回の開発に至ったという。
同社の荻野永策社長は「集客できるホームページをささえる『バックヤードツール』として、このサービスを導入すれば、見込み客との関係がより深まり、顧客獲得につながる」とし、「モニターは5社程度を予定しているが、プロモーションの勉強にもなるので気軽に応募してくれれば」と話す。
同社は新サービスをβ版と位置づけており、モニターからのレポートを生かしながら、さらに「4つの原則」による集客型ホームページと同ASPサービス連携を生かした新規顧客獲得コンサルティングや無料勉強会を充実していく予定。