「初めての人たちだけで映画を作る1日体験ワークショップin金沢」が4月27日、石川県文教会館(金沢市尾山町)で初開催される。実践を重視した講座で、参加者はこの1日で短編映画を完成させられるという。
今年3月に東京で開催されたワークショップ (C)映画工房カルフのように
自主映画制作団体「映画工房カルフのように」(埼玉県)が主催する。同団体は、ホームページの来訪者から「映画作りを教えてほしい」などの要望が寄せられたため、10年前、東京で初心者向けワークショップを初めて開いた。以後、ほぼ年1回のペースで続けており、東京以外では、昨年11月の大阪市に続いて2カ所目となる。
当日は、参加者がカメラや音声機材、レフ板などの使い方を教わった後、2チームに分かれ、ショート・ショートのシナリオを基に撮影・編集を行う。映画は、演出によって差は出るが、おおむね1分程度の長さに仕上がる予定という。
講師は、同団体を主宰する渡川(おりかわ)修一さん、金沢市出身でOLをしながらシナリオライターとしても活動している名良之繭子さん、映像ディレクター、映像制作アシスタントの計4人が務める。
渡川さんは「スマートフォンでも映像を撮ることができ、映画制作は身の回りにあるものでできる。社会人になると、新しい仲間を見つけて面白い遊びをするのは難しいので、そのお手伝いをしたい」と、初心者たちにエールを送る。
定員は14人。参加料は、社会人=9,800円、大学生以下=6,800円。同団体ホームページから申し込む。翌日の同28日には、同館でセミナーを予定している。申込制で、定員は15人。料金は、同4,500円、同3,000円(27日のワークショップと両日参加の場合は割り引く)。