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岐阜・多治見のギャラリー、金沢の「モノトヒト」に限定出店

来店客でにぎわう店内

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 県外各地のギャラリーやショップを対象に、3カ月間限定で店内スペースを貸し出す生活工芸ショップラボ「モノトヒト」(金沢市広坂1、TEL 076-260-0086)の「90days shop」に1月11日、岐阜県多治見市の「ギャルリ百草(ももぐさ)」が出店した。

生活工芸ショップラボ「モノトヒト」に多治見市のギャラリーが出店

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 モノトヒトは昨年10月5日にオープンしたが、「90days shop」では同日から今月6日まで企画展が開催されていたため、今回が初の個店出店となった。

 同ギャラリーは、陶作家安藤雅信さん(55)と妻で衣服作家の明子さん(47)が古民家を使って開き、主に2人の作品を展示・販売している。

 雅信さんが手掛けるのは、たたら作りの皿やカップなど。手仕事のため、一枚一枚の形が微妙に異なり、工業製品とは違った味わいが感じられ人気という。明子さんの作品は、インドネシアの民族衣装の巻きスカート「サロン」に腰ひもをつけたものや、ドレスやスカートを汚さないために上に着るフランスの「タブリエ」など。「流行や体形の変化に関係なく、布がぼろぼろになるまでずっと着られるものを作りたい」と考え、三河木綿やウール、ガーゼ、麻などさまざまな素材を使って製作している。

 「90days shop」には2人の作品が並べられ、来店客が手に取ったり、試着したりして品定めをしている。

 雅信さんは「金沢には、生活に寄り添った道具を常設販売している場所が今まであまりなかった。生活工芸というものを知ってもらいたい」と来店を呼び掛ける。

 一方、「90days shop」に隣接する「30days labo」では同日、金沢市新竪町と東山でジュエリーと生活道具のアトリエショップを開く彫金師竹俣勇壱さん(37)の作品展「mononogu(もののぐ)」が始まった。ステンレスの板を金づちでたたいて作ったというスプーンやフォーク、お玉などを展示し、来場者の目を引いている。

 いずれも営業時間は11時~18時。月曜定休(月曜が祝日の場合は翌火曜)。ギャルリ百草は3月31日まで。「mononogu」は1月30日まで。

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