金沢の主婦らが参加する部活動「ヤマト糀(こうじ)部」が発足から1年間の活動を終え、レシピ本「ヤマト糀部のレシピ」を発刊、11月3日に行われた卒業パーティーで披露した。
近年話題となっているこうじ(糀・麹)食品や、塩麹・甘酒などを使った料理を学び、使い続けることで体感した魅力を発信するため、昨年11月に活動を始めた同部。麹料理研究家・小紺有花さんをヘッドコーチに迎え、食育につながる知識と発酵食の活用法を学んでいく中、テレビ番組にも取り上げられるなど注目を集めた。運営するのは女性消費者の声を生かした販促プロモーションを行う「ウーマンスタイル」(金沢市鞍月、TEL 076-214-8444)で、地元のしょうゆ蔵「ヤマト醤油味噌」(金沢市大野)が協力した。
部員がこれまでに学んできたレシピを1冊にまとめた同書には「あまざけ肉じゃが」「糀オムライス」「糀ちらし」など小紺さん考案のレシピ 31点を掲載。部員が学んできたカリキュラムに沿って、同書を手にした人が、現代の食卓に合った糀の楽しみ方を知り、初級・中級・上級とステップアップできる内容となっている。
卒業パーティーでは部員が自ら考案した料理を披露し、「食生活を見直すきっかけになった」「肌や髪がきれいになった」などと活動を振り返った。同社では、引き続き来年1月より、「発酵食大学」を開校する準備を進めており、12月2日にオープンキャンパスを予定する。
価格は525円。同社とヤマト醤油味噌で販売する。発酵食大学の詳細は、同社のサイトで確認できる。