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金沢で「きずな」写真展-ほのぼの家族写真に来場者も笑顔

展示された作品を見る来場者

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 金沢21世紀美術館(金沢市広坂1)で8月21日、石川県内在住のプロカメラマンが撮影した家族写真などを並べる「ISHIKAWA-絆(きずな)-」が始まった。タイトル通り、夫婦や親子、兄弟姉妹の絆を感じさせる作品が一堂に集まり、来場者らは笑顔で見入っている。

写真展「ISHIKAWA-絆-」会場の様子

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 主催は、県内の写真スタジオや写真事務所で作る団体「IPC石川プロフォトサークル」。少子化により、七五三や成人式などに合わせて写真館で記念撮影する人が減っていることから、プロが写した家族写真を見てもらい、新たな需要を開拓しようと企画した。

 展示されているのは、加盟17店とOB2店の作品計50点。父親が小学生の子ども2人を両手に抱き抱える姿を撮影した「俺にまかせろ!」、赤ちゃんをあやす父親と母親を写した「パパとママでちゅよ~♪」、親子3人が傘を手に横断歩道を渡る姿を切り取った「家族色」、人気グループ「EXILE」の楽曲「Choo Choo TRAIN」の振り付けをまねる子ども5人をモデルにした「えぐざいる~」など、ほほ笑ましい写真が並ぶ。

 中には、「お父さんの職場見学」と題して、教師の父親が働く学校や木工作家の父親の仕事場で撮影したものも。

 同サークルメンバーで実行委員長の加茂正光さんは、「東日本大震災では家族写真が被災者を慰めたと聞く。人生の節目に限らず、思い立った時に気軽に撮影し、写真を家に飾る文化を根付かせたい」と話す。

 開催時間は10時~18時(最終日は16時30分まで)。入場無料。今月26日まで。25日・26日には「東日本大震災復興チャリティーワンコイン家族写真撮影会」を開催し、出展者が会場内に設けた仮設スタジオで各日先着30組の家族の写真を500円で撮影する。収益は日本赤十字社(東京都港区)に寄託する。

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