「七夕願い事短冊コンテスト」が7月7日、金沢市武蔵地区で行われ、「うなぎがやすくなりますように」など、思いのこもった願い事が集まった。
主催は金沢中心商店街武蔵活性化協議会などが作る「むさし七夕まつり実行委員会」。今月1日から7日正午まで近江町いちば館広場(青草町)に短冊を置き、願い事を募集したところ、小学生らから247枚の応募があった。
審査の結果、最高賞である優秀賞には、同市材木町小学校6年、松本大樹君(12)の「調理師になって、たくさんの人においしい料理を届けてみんなを笑顔にしたい」が選ばれた。また、「うなぎがたかくておかあさんがかってくれません。やすくなりますように」「ぶどうがいっぱいたべれますように」「ぼくは、せかいのこどもとともだちになりたい」など、30点が入選した。
このほか、鉛筆で一生懸命に書いた様子がうかがえる「おこられませんように」、大きな文字で短冊いっぱいに記した「就活内定」など切実な思いが伝わる短冊、「長女にジャニーズ系のやさしい彼氏ができますように」「すてきな女の子になりますように」と母親ら家族が娘の幸せを願った短冊も。
247枚は8日まで地下通路「むさしクロスピア広場」に貼り出され、通行人たちが1枚1枚の短冊を読んで笑みを浮かべたり、共感してうなずいたりしていた。母親と共に訪れ、自分の願い事が入選に選ばれたことを知って飛び跳ねて喜ぶ男の子の姿も見られた。