CM制作会社のフィックス(金沢市彦三町2、TEL 076-261-8611)が、インターネットと連動した「年賀CM」の新企画として、お年玉付きCMを石川県と福井県の地域限定でオンエアし反響を呼んでいる。
「年賀CM」とは、年頭に企業が年賀のあいさつとして地域限定で放映するテレビCMで、今までは内容として、日の出景色など初春をイメージする映像の上に年賀のあいさつを音声で流し、締めに企業名を表示するのが主流だった。
同社では、昨年度に企画・制作した「携帯電話と連動する『年賀CM』」が好評だったのを受けて、今年は、みずほ銀行発行のくじ引き「お年玉スクラッチ」(最高100万円)が当る権利獲得を目玉としたパソコン向けホームページが連動する新たな企画を考案し放映した。
この企画は、テレビCMを流して視聴者を専用ホームページ「お年玉付きCM2008 ニュース・スクラッチ」に誘導し、そのサイトで閲覧者を「『お年玉スクラッチ』参加者」として登録させる。誰でも無料で参加できるが、「あなたが最近びびった事」というコメントを投稿する必要があり、毎週、投稿された作品の中から面白いものを同社が数件選ぶ。
さらに、あらかじめ同社で購入した「お年玉スクラッチ」を、その週の「『あなたが最近びびった事』応募当選者」の数だけネット上で実際にスクラッチし、当選金額が発生すれば、その週の「『あなたが最近びびった事』応募当選者」に贈るという仕組み。参加者に限らず誰でも投稿した内容や、実際に毎週行われる「お年玉スクラッチが削られる様子」を、動画で「お年玉付きCM2008 ニュース・スクラッチ」のサイトから見ることができるのも特徴。
「『視聴者参加CM』といえるほど、見てくださった皆様が主役になるCM。年の初めの試しとして気軽に参加してほしい」と企画担当者は語る。参加者登録に期限はなく、本年中は随時受け付けている。ポッドキャストの番組「週刊!?とほほTV」でも公表する予定。
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