JFL(日本フットボールリーグ)所属の「ツエーゲン金沢」は9月25日、県西部緑地公園陸上競技場(金沢市袋畠町)でブラウブリッツ秋田(秋田県秋田市)戦に臨み、1-2で敗れた。ツエーゲンは8月17日以降、ホームで行われた4試合で勝利を手にしておらず、集まった観客約2360人は試合結果に肩を落とした。
前半29分、ツエーゲンはMF本田選手からのクロスをDF斉藤選手と同諸江選手がつなぎ、MF古部選手が右足でゴールに蹴り込んで先制。しかし、勢いは続かなかった。後半7分には、右サイドを突かれてブラウブリッツに得点を許し、さらに同11分、コーナーキックから「集中力の欠如」(上野展裕ツエーゲン金沢監督)で追加点を決められた。
後半は完全にブラウブリッツのペース。これまで堅守を誇ってきた左サイドも選手同士の連係がうまくいかず、度々相手にボールを奪われた。ツエーゲンは守備に追われて、なかなか相手ゴールに近づくことができず、試合は1-2のまま終了した。
上野監督は「前半から右サイドを崩されてクロスを上げられ、危ないところがあった。交代させるのが遅かった」と顔をしかめた。FW平林選手は「FWが点を取らないと勝てないが、守備を精いっぱいやっていた。1点を入れられた後の意識、ケアが足りなかったし、やられている原因は自分たちの甘さだと思う」と反省を込め、10月2日・16日のアウェー2連戦での連勝を誓った。
ツエーゲンは同日現在、勝ち点35(10勝7敗5引き分け)で、同リーグ18チーム中5位につけている。