ボタニカルアートによる「兼六園の花」展-見ごろに合わせ作品展示

「兼六園の花」展で展示されているボタニカルアート。

「兼六園の花」展で展示されているボタニカルアート。

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 国指定特別名勝「兼六園」横にある「兼六園広坂休憩館」(金沢市出羽町1)で、ボタニカルアートによる「兼六園の花」展が開催されている。

 同展は石川県が今年度から実施しているもので、ボタニカルアーチストである金栄健介さんが、2001年から5年間かけて兼六園の花や草木を描きためたものを、それら花の見ごろに合わせ、入れ替え展示している。

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 ボタニカルアートとは、ボタニーとアートを合わせた言葉で、ボタニーはギリシャ語で草や植物、ラテン語ではボタニカで植物的美術を意味する。植物のありのままの姿を学問的な見方で観察し、できるだけ正確に精密に描くことから始まり、植物を「実寸で実物大」で描くことを原則としている。花の形、葉の形、茎の形、めしべ、おしべ、とげ、根、実などの特徴を生命感あふれる新鮮さで描くのが大切だという。歴史は18世紀ヨーロッパで植物学の発達に伴って生まれたといわれ、フランスの「ルドゥテ」やイギリスの「フィッチ」などの画家が有名。

 制作工程として、兼六園で2時間ほどかけてスケッチして構図を決め、さらに家に戻り、鉛筆で1日、彩色に4日間をかけて描かれる金栄さんの絵画は、その数スケッチブック28冊にも及ぶ。昨年には、21世紀美術館で「兼六園の花・200」展を行い、同画を展示したが、「これで終わってしまうのはもったいない」との多くの声が寄せられ、今回の展示会が実現した。

 約3週間周期で10枚ほどの絵画を入れ替えている。13回目の今回は「兼六園の花(唐崎の松・前期)」を28日まで展示する。開館時間は9時~17時。水曜休館。入場無料。金栄さんは現在、「霊峰三山」として富士山、立山、白山のボタニカルアートを北陸中日新聞に連載中。

兼六園

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