金沢の老舗酒蔵「福光屋」の直営店「SAKE SHOP 福光屋 金沢店」(金沢市石引、TEL 076-223-1117)が現在、夏期限定で「百年水のかき氷」を提供している。
2006年に販売を始めた「百年水のかき氷」は、同社の仕込み水として使われる「百年水」を使用したもので、口コミやメディアで年々話題となり、毎年この季節を楽しみに訪れるリピーターも多い。「仕込み水」の味わいに興味を持つ地元客や観光客、さらにノンアルコールタイプも扱うことから子ども連れの姿も見られ、幅広い年齢層の人気を集めている。
「百年水」は、霊峰・白山に降り注いだ雨が地中深くにしみ込み、貝殻層を通り抜ける間に酒造りに最適なミネラルを蓄えながら100年をかけて同社の地下150メートルまでたどり着くもの。「やわらかな口当たりと清らかなのど越しが特徴」だという。
メニューにラインアップするのは、氷の下層に黒蜜・中層と上層に黒味醂とミルクジャムをかけ、よもぎ生麩をトッピングした「黒味醂みるくジャム」(650円)、赤酢と蜂蜜をブレンドしたシロップに漬け込んだ夏みかんを氷の下・中・上層にかけた「赤酢蜜づけ夏みかん」(600円)、氷の下層に小豆を敷き、中・上層に甘酒をかけ、生姜糖とあずきをトッピングした「甘酒あずき」(650円)のほか、今年の新作として、同社のリキュール「くつろぎのおんぼらぁとホワイトサワー」と練乳を氷の中層・上層にかけた「練乳ホワイトサワー」(600円)が加わる。
同社企画室の岡本亜矢乃さんは「純米蔵である当社ならではの、素材にこだわったかき氷。ノンアルコールタイプもあるので、お酒を飲まない人やお子さまもぜひ、気軽に立ち寄って召し上がっていただければ」と来店を呼び掛ける。
営業時間は10時~19時。同店のほか、銀座店(7月末まで)、東京ミッドタウン店、玉川店でも提供する。