iPad(アイパッド)を無料で利用できる、全国でも珍しいコーヒーショップが7月15日、金沢市入江にオープンした。初日は朝からサラリーマンや主婦らが来店し、ドリンクや食事を味わいながら最先端の情報機器の使い心地を確かめていた。
この店はタリーズコーヒー金沢入江店(金沢市入江2、TEL 076-292-0022)。携帯電話ショップを展開するダイワ通信がiPadをはじめとする新しい情報機器に触れる機会を提供し、売り上げ増に結び付けようと、本社社屋の1階部分に開いた。愛称は「ネットタリーズ」。
店舗面積はタリーズコーヒーのフランチャイズ店としては全国最大級の約200平方メートル。席数はテラスを含め91席。iPad10台を常設したカウンターを設けたほか、各テーブルで利用できるよう、店内貸し出し用の15台を準備。来店客は自由にホームページを閲覧したり、電子書籍を読んだりできるほか、アプリを使って画面上で塗り絵なども楽しめる。
店内には高速の無線LANが整備し、通信料は不要。貸し出しは18歳以上が対象で、事前登録が必要となる。貸出時間は1時間以内。
飲食メニューはコーヒーをはじめとするドリンク類に加え、パスタ(単品680円~)、10種類のアイスクリーム(シングルカップ=160円)、かき氷「アイスラッシュ」(380円)も用意している。
将来的には店内の一部を貸し切りにし、教室を開く計画もあるという。同社の取締役営業部長兼CIOの隈田佳孝さんは「コーヒーを飲みながら、ゆっくりとiPadに触れられる場所は、どこの携帯電話ショップにもない。気軽に利用して、興味を持っていただければ」と話す。
営業時間は9時~24時。