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金沢のホテルが「大正浪漫フェア」-大正時代の料理を再現

金沢白鳥路ホテルの加賀料理店「まほろば」で提供している「夢二会席」

金沢白鳥路ホテルの加賀料理店「まほろば」で提供している「夢二会席」

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 金沢白鳥路ホテル(金沢市丸の内、TEL 076-222-1212)が現在、「大正浪漫フェア」を展開している。

金沢白鳥路ホテルの欧風料理店「ポルソ」で提供している「クラシックディナー」

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 大正元年から100周年を迎えるのを記念した同フェアは、館内の各レストランで大正時代にちなんだ特別メニューを提供するもので、宿泊プランも用意する。

 加賀料理店「まほろば」では、金沢と縁が深い大正浪漫を代表する詩人で画家の竹久夢二の生涯を「夢二会席」(6,500円)で表現する。岡山で生まれ、北陸地方で立ち寄った金沢の湯涌温泉での彦乃との思い出や、ドイツや台湾への渡航経験、信州で生涯を閉じた夢二の一生を、それぞれの土地の郷土料理で盛り込む。メニューの一例として、「岡山のばら寿司」「夢二と彦乃が食べたであろう鴨(かも)の治部煮」「夢二も食べた焼きビーフン」「焼きソーセージとジャーマンポテト」など。

 欧風料理「ポルソ」では、大正時代の宮中料理を再現した「クラシックディナー」(6,500円)を提供。柔らかな肉質の舌平目に香草が効いた濃厚なソースを合わせた「舌平目のベール風 ショロンソース」「牛フィレ肉のストラスブルグ風 マデラソース」などを中心にメニューを組み立てる。

 ティーラウンジ「パルティ」では、夢二の詩に登場するココアやコーヒーと、夢二の好物として知られるカステラをセットにした「大正浪漫セット」(700円)も用意するほか、蓄音器から奏でられる古き良き時代の音楽演奏会も予定する(7月9日、19時開演、着席ワンドリンク制=500円)。

 同ホテル企画室の平井健さんは「大正浪漫をテーマにした当ホテルが100年目を迎えることで誕生した期間限定の記念メニューを味わってもらえれば」と来店を呼び掛ける。

 同メニューの提供時間は、17時30分~・19時30分~の2部制。(ティーラウンジは7時~20時)。7月31日まで。

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