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アルミ製古代魚の水族館-金沢の県立伝統産業工芸館で企画展

全長3メートル20センチのコモドオオトカゲ

全長3メートル20センチのコモドオオトカゲ

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 石川県立伝統産業工芸館(金沢市兼六町、TEL076-262-2020)で7月1日、夏休みファミリー企画展「アルミの古代魚水族館」が始まり、来場者が精巧に作られたシーラカンスやコモドオオトカゲなどを見て回っている。

アリゲーターガーなどが展示された会場

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 古代魚は3億数千年前の古生代中期ごろに地球上に出現し、ほとんど進化せず、今も祖先とほぼ同じ姿をとどめている魚類で、「生きた化石」と呼ばれる。アルミの魚は、東京都荒川区の自営業、深沢優典さんが友人の工場で見かけたアルミ片がうろこに見えたことから製作を思い立った。

 展示作品は木型にアルミを張り、めったに見ることのできない珍しい魚やトカゲ17種類をほぼ原寸大で再現している。アメリカ南東部のコモロ諸島周辺とインドネシアに生息するシーラカンスは、1986年12月に同島で捕獲された1尾をモデルに製作した。シルバーがかった青色にところどころ銀色の模様が入り神秘的。北米と中央アメリカに住む、ワニのような口を持つ緑色のアリゲーターガーは分厚いダイヤモンド型のうろこの一枚一枚までを忠実に表現した。

 インドネシアの落葉樹林やサバンナをすみかとするコモドオオトカゲは、全長3.2メートルに仕上げてあり、堂々とした体格で来館者を圧倒している。作品はすべて販売も行う。価格は4万円程度~。

 同館担当者は「金属工芸は堅いイメージがあるが、アイデアによって面白い作品ができることを知ってもらいたい」と来場を呼び掛けている。

 開場時間は9時~17時。第3木曜休館。入場料は、18歳以上=250円、17歳以下=100円、65歳以上=200円。9月6日まで。

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