学生や市民活動団体の持ち込み企画を審査する「協働のまちづくりチャレンジ事業」公開プレゼンテーション学生まちづくり部門が6月18日、金沢市文化ホール(金沢市高岡町)で開かれ、JR金沢駅前での一日観望会や町家での七夕行事など6件が市の委託事業として選ばれた。
同事業は金沢市などが主催。「新しい公共」「学生まちづくり」「コミュニティー支援」の3部門で構成し、学生まちづくり部門には13団体から応募があった。2次審査にあたるこの日の公開プレゼンテーションには12団体が臨み、代表者が聴衆を前に仲間と知恵を出し合って考えた企画を発表した。
客席の学生審査員6人は広域性や実現性、発展性、費用対効果などを考慮して、点数を記したプラカードを挙げ、一般審査員3人の点数と合わせて上位5位までを選出した。
採用されたのは、同駅鼓門に天体望遠鏡4台を置き、通行人に星や月を見てもらう「駅前観望会」(金沢工業大学天文部)や、町家で昔の七夕を再現する「町家MEETS」(同実行委員会)、東山でのまちかどコンサート(学都コンサート実行委員会)、学生と入社1~3年目の会社員・会社社長らとの交流会(KAKUMA NO KOTORI)、スマートフォン向けの市内のマップづくり(平山亮研究室)、「かなざわ燈涼会」のウェブサイト作成(でじMEETS’実行委員会)の6件。
各団体は市と委託契約を結んで来年1月までに事業を実施し、市が1事業につき最高10万円の経費を負担する。