日本で唯一、自動車や観光バスでも浜辺を走ることができる「千里浜なぎさドライブウェイ(石川県羽咋郡宝達志水町今浜~同県羽咋市千里浜町)」が、春のドライブを楽しむ人々でにぎわっている。
千里浜なぎさドライブウェイは、能登有料道路の「今浜IC」から「千里浜IC」の距離をほぼ平行に走る延長約8キロメートルの観光道路。「日本の渚100選」にも選定されており、通行料は無料。砂浜を走ることができる秘密は砂のきめの細かさにあり、砂一粒一粒が海水を含んで引き締まっているため4WDでなくとも24時間自由に走行できる。
夏の海水浴期間はドライブウェイ沿いに浜茶屋が建ち、焼きはまぐり・焼サザエなどの売店が並び、家族連れやカップルで賑わう。またこの海岸を利用して、毎年7月下旬から8月下旬にかけて「砂まつり(砂像展示)」が開催される。
「場所によっては砂が柔らかいので車のわだちに沿って走るのが安全。また、潮風を直接浴びるので、走行後は十分に水で潮を洗い流しておくなど車の防錆対策が必要」(羽咋市商工観光課)という。