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伝統産業工芸館で「ぽちぶくろ展」-ユニークぽちぶくろ600点が一堂に

アイデア満載のぽちぶくろに見入る来場者

アイデア満載のぽちぶくろに見入る来場者

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 石川県立伝統産業工芸館(金沢市兼六町、TEL076-262-2020)で現在、東京・神楽坂ぽちぶくろ組合とのコラボ企画「ぽちぶくろ展2010」が開催されている。小さな洋服をあしらった立体作品や陶製のものなど、作り手の感性が伝わるユニークな作品が一堂に集まった。

洋服店手製の立体ぽちぶくろ

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 現在、お年玉用として広く用いられているぽちぶくろは、かつては主に花街の芸妓に心付けを渡す際に使われた。このため粋なデザインが好まれ、「神楽坂芸者」で知られる東京・神楽坂では、今日まで一つの文化として根付いているという。

 今回展示するのは、同館と同組合の公募で集まった作品など約200組600点。オートクチュールを扱う東京の洋服店は、端切れで作った小さな洋服を張り付けたオリジナル作品を出品。備前焼を袋型にしたものや、お金を出すと招き猫が首を振る木製のからくりぽちぶくろなども来場者の目を引いている。紙製のものでは、パチンコ台と競馬新聞、宝くじの絵をデザインした「叶(かな)わないのが願い事」、中袋を出すと3コマ漫画が進行する「メッセージ」など、個性的なものばかり。県内在住者の応募作は、ウサギの形に切り抜いた金箔をあしらったものをはじめ約10点が会場を彩っている。

 このほか、明治時代に木版手刷りで作られた約60点も公開。東海道五十三次の場面や歌舞伎の登場人物、腕相撲、割りばしを使ったゲームが描かれており、当時の流行の一端が見て取れる。

 開場時間は9時~17時。木曜休館。観覧無料。来年1月12日まで(12月29日~1月3日は年末年始休)。1月9日・10日の10時~正午と14時~16時には併催イベント「江戸木版画 三色摺(ず)りワークショップ」を開く。東京の木版摺り師が講師を務め、ぽちぶくろ3枚1組を仕上げる。材料費500円が必要。予約不要。

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