マトリョーシカ作品展「クスっと笑える小物たち」が10月28日、金沢のギャラリーショップ&カフェ「コニーズアイ」(金沢市武蔵町、TEL 076-204-8431)で始まり、昔ばなしの「桃太郎」や「ぶんぶくちゃがま」を題材にした作品が来店者を楽しませている。
マトリョーシカはロシアの民芸品として知られる木製の人形。胴体の中に一回り小さな人形が入っており、その中に、さらに一回り小さな人形が入った入れ子構造が特徴。
同展では、同市在住の洋画家、山川博子さんが本業の傍ら制作した作品を並べた。「桃太郎」は高さ17センチの桃太郞の中から、犬、サル、キジが姿を見せ、最後に約3.5センチの青鬼が見つかる仕組み。
「ぶんぶく茶がま」は、タヌキの中に和尚(おしょう)と小僧、古道具屋の人形を入れた。古道具屋の上半身を外すと、中から小さな子ダヌキが現われる。世界の犬や猫をテーマにしたものもある。
初日は、開場後間もなく妖怪シリーズの「カッパ」が売れた。それぞれ5重構造で、1式2,730円。今後、随時、同シリーズの「ぬらりひょん」や「小豆(あずき)とぎ」、昔ばなしの「一寸法師」なども展示する予定。
会場では、「かさ地蔵」の1場面を再現した手作り「ウオータードーム」なども販売している。
開店時間は11時~18時。月曜・火曜定休(祝祭日は営業)。入場無料。11月25日まで。