9.11事件を題材にした、日本の大学生によるドキュメンタリー映画「911の子どもたちへ」の自主上映会が、9月11日、シネモンド(金沢市香林坊2 KOHRINBO109 4階、TEL076-220-5007)で開催される。
2001年9月11日に起こったアメリカ同時多発テロから8年。この日を境に、世界は大きく変化しただが、日本では風化しつつあり、特に当時、小中学生だった現在の大学生の事件への関心は薄い。
「911の子どもたちへ」は、「9.11事件や戦争について、同じ学生が考えるきっかけにしてほしい」と、大学の垣根を越えて集まった学生30人の学生が製作した。ジャーナリストのベンジャミン・フルフォードさんや、著作家・のきくちゆみさんらをに取材して事件の真相に迫る一方で、日米の学生に戦争や平和に対する思いを尋ねてたずねている。
今回の自主上映会を企画するのは、内灘町の水口ひろ子さん。映画を製作した学生たちの「自分たちを含む若い世代の、9.11事件や戦争への無関心に警鐘を鳴らしたい」との熱意に強い共感を抱いたという。当日は、監督を務めた東京工芸大学4年生の武長直輝さんら製作スタッフが来場し、映画上映後にトークイベントも行う。
水口さんは、「より若い世代にこの作品、同作を見てもらい、政治や社会への関心を持ってほしい」と来場を呼びかけている。
上映時間は14時~。料金は、25歳未満=800円、25歳以上=1,000円。問い合わせは同館シネモンドままで。