金沢の中心地10会場で8月21日、全国のアカペラ・グループ78組が出演するイベント「金沢アカペラ・タウン2010」が開催される。
同イベントは、昨年9月に開催された「北陸アカペラランド2009」をベースに、金沢でアカペラの音楽活動をしている学生、社会人などの有志が集まった「金沢アカペラ・タウン2010実行委員会」と金沢市、同市観光協会が主催する。「すべての人にアカペラを」をテーマに、全国から出演者を募り、街中でアカペラのストリートライブを繰り広げる。アカペラをよく知らない人も、気軽に楽しめるよう無料のライブを主体とする。
出演者の募集にあたり、実行委員会スタッフがチラシや自身のネットワークを活用し募集した結果、県内から21組、県外から57組の合計78組、約400人が集まった。北は山形、南は広島まで幅広い地域の歌い手が集まる。「ダイナマイトしゃかりきサ~カス」と「SOLZICK」の2組以外は、すべてがアマチュアグループ。
会場となるのは、近江町いちば館広場、めいてつエムザ1階コンコース、香林坊アトリオ広場、KORINBO109前、香林坊にぎわい広場、プレーゴ、竪町広場、金沢市役所内広場、柿木畠ポケットパーク、ラブロ片町の10カ所と、ファイナルステージが行われる「しいのき迎賓館特設舞」。
イベントの目玉は、スペシャルゲストとして出演する「宝船」(香林坊アトリオ前広場、14時10分~40分、無料)。金沢でもなじみのあるグループで、世界的に有名なアカペラのコンクールのジャズ部門で準優勝をおさめた実力派を招く。ファイナルステージでは、スタッフが推薦するアマチュアグループ5組に「宝船」も加わるなど、1日を通してアカペラを満喫できるプログラムを盛り込む。
同委員会の副委員長・足立理さんは「金沢に全国から多くのアカペラのグループが集まり、各所でライブを行うイベントに、多くの人が訪れアカペラの魅力を伝えることができれば」と来場を呼びかける。
開催時間は、市内10会場でのストリートステージ=11時~17時30分、しいのき迎賓館でのファイナルステージ=18時~19時30分。問い合わせは、同市産業局観光交流課(TEL 076-220-2194)まで。