![会宝産業が製作した電気自動車「Re927ev」](https://images.keizai.biz/kanazawa_keizai/headline/1279265319_photo.jpg)
自動車リサイクル業の会宝産業(金沢市東蚊爪、TEL 076-237-5133)が中古車を改造して作った電気自動車が完成し7月7日、説明会と試乗会が開かれた。
廃車の使用可能な部品や素材を国内外のユーザーに提供する同社は、環境問題にも積極的に取り組む。その一環として、廃車のエンジンを電気モーターに変換した新しい「コンバートEV(電気自動車)」の生産を始めた。
同社が手がけた第1号の電気自動車は、1996年式のスズキ「アルト」のエンジン・燃料タンク・排気管・冷却系部品などを取り外し改造したもの。軽量なリチウムイオン電池のバッテリーを搭載し、8時間の充電で約40キロメートルの走行が可能となる。車体を除く部品代は約160万円で、その約半分がバッテリー用。金沢弁で「巧みな」「上手な」などを意味する「りくつな」にかけた「Re927ev」とネーミングした。
当日は近藤典彦社長が代表理事を務めるNPO法人「RUMアライアンス」(全国自動車リサイクル事業者連盟)のメンバーら関係者も参加。近藤社長は「日本製のパーツは性能が高い。創意工夫により、今あるものを生かして新たなものに変えていく。既にある資源をいかに活用できるかを提案していきたい」と話した。試乗会では、参加者が交代で電気自動車特有の静かな乗り心地を体感した。
同車は現在のところ、軸重のバランスなどの問題から車検をパスしていないため販売されていないが、今後、販売を視野に入れ改良を進める。販売価格は92万7,000円を目指す。