金沢まちなか観光交流サロン(金沢市片町、TEL 076-220-1611)に6月10日、BCリーグ「石川ミリオンスターズ」とJFL「ツエーゲン金沢」を応援するコーナーが新設された。
金沢市が昨年11月、中心地の商業ビル「ラブロ片町」3階にオープンした同サロン。専任職員や市民観光ボランティア「まいどさん」が常駐し観光案内を行うほか、金沢の伝統工芸や交流都市の紹介コーナー、休憩スペース、インターネット設備を設ける。また、雨の多い金沢で不要になったビニール傘を置き傘として観光客などに貸し出す「置き傘プロジェクト」の拠点となるほか、金沢美術工芸大学生の作品を展示するギャラリーを備えるなど、多目的な情報発信の場として観光客や市民に活用されている。
新設した同コーナーは「野球とサッカーの地元チームを、観光客や市民らにPRし盛り上げたい」との思いから、同市が今年4月、両チームに話を持ちかけた快諾された。石川ミリオンスターズのユニホームやヘルメット、ツエーゲン金沢のチーム旗やスパイクをはじめ、両チームの選手名鑑、試合日程表やポスターを展示している。
同サロンが街中に立地することから、金沢駅の観光案内所との差別化を図り、体験や交流の場として「ふれあいのサロン」を目指している同市。今年8月には、同サロンを拠点にしたミニツアーを始める予定で、住人の目線から隠れた金沢の魅力を紹介する。
同市担当者は「サロンは単なる観光案内所としてだけではなく、ガイドブックには載っていない情報や市民のもてなしを提供し、体験やツアーを通じて人々が触れ合える場所にしたい」と話す。
利用時間は10時~17時。休業日は同ビル営業日に準ずる。