夢らく商事(金沢市桂町、TEL 076-268-1234)が開発した24金フェイシャルマスク「KINPAK」が6月、平成19年度の石川ブランド優秀新製品と金沢ブランド優秀新製品にダブル認定された。
金沢は、全国シェア99%を占める金箔の特産地。金箔は美容効果が期待されることから、化粧品に多く取り入れられている。
KINPAKは、箔のサイズを通常の4倍以上に打ち上げ、台紙と一体化して取り扱いやすくしたのが特徴。最低でも210ミリ×210ミリのサイズを確保し、1回のパックで顔全体に貼れるようにした。金箔は薄くて破れやすいため、保護を目的とした和紙と金箔を扱いやすいように吸着させた和紙ではさみ、金箔の専門知識や専門技術がない人でも取り扱える工夫も。本来金箔製造に使用される銀や銅を含まず、食品添加物としても認められている99.99%の高い純度で仕上げられた金箔を使用しているという。
同社の鈴木弘基さんは「ダブル認定という栄誉をいただき、社員一同大変喜んでいる。最近では海外からの問い合わせも多くなっており、金沢の伝統を世界に広められるよう頑張りたいと思う」と話している。
同品は、顔全体を手持ちの化粧水で濡らした後に、KINPAKを密着させて使う。希望小売価格4,980円。