金沢・東山に烏骨鶏の総菜店-焼き鳥や肉まん、茶わん蒸しも

烏骨鶏を使ったおこわ、茶わん蒸し。焼き鳥とつくねは金箔を飾り付けてある

烏骨鶏を使ったおこわ、茶わん蒸し。焼き鳥とつくねは金箔を飾り付けてある

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 金沢のひがし茶屋街近くに4月23日、烏骨鶏(ウコッケイ)専門の総菜店「加賀薬膳本店」(金沢市東山1、TEL 076-255-6339)がオープンし、観光客や地元住民でにぎわっている。

「加賀薬膳本店」の外観

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 同店は、烏骨鶏の卵を使ったスイーツを製造・販売する烏骨鶏(西念4)の直営。卵ばかりでなく、これまで知名度が低かった肉のおいしさも知ってもらおうと、アンテナショップとして開設した。

 烏骨鶏は肉、皮、骨がカラスのように黒いのが特徴で、同社によると、一般の鶏肉よりもビタミンA、B、ミネラル、鉄分、亜鉛などが多いという。メニューは、焼き鳥、つくね(ともに2本500円)、肉まん(1個500円)、茶わん蒸し(同300円)、おこわ(同400円)で、焼き鳥とつくねは、上に金箔をあしらったものも用意する(各2本600円)。

 すべて、同社が県内の自社農場で育てた鶏を素材にしており、焼き鳥・つくねは客の注文を受けて店長の小野功さんが炭火で焼き、特製ダレを絡めて仕上げる。茶わん蒸しには、粗びき肉とコラーゲンを入れた。おこわは、金沢・大野のしょうゆと能登のいしるで味付けしてある。

 店内には飲食スペースとして縁台を置いているため、香ばしいにおいに誘われた修学旅行の中学生や海外からの観光客らが次々と立ち寄っては、焼き鳥やつくねを2本、3本と注文していく姿が見られた。

 小野さんは「烏骨鶏の肉はかつて、韓国の宮廷料理サムゲタンに使われ、中国料理でもスープに入れられてきたが、国内ではあまり知られていなかった。ほかの鶏肉よりもジューシーで、健康にも良いとされているので、小腹が減った時に気軽に立ち寄っていただきたい」と話す。

 営業時間は9時30分~18時。

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